Philosophy

PHILOSOPHY

わたしたちは、1950年創業以来、アクセサリー用のパールパーツを専門に造り続けてきました。

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これまで、わたしたちの元で培われてきた技術にイノベーションを起こし、クリエイションと融合することで、これまでにない新しくクリエイティブなパールを創造し、その価値を人々に提供すること。
わたしたちのものづくり手としての想いを込めたパールを届けることで、人々に笑顔をもたらすこと。わたしたちの提供する価値が、人々に笑顔をもたらす時、その瞬間がわたしたちにとっての最高の瞬間。わたしたちの、"想い"が届き、伝わる瞬間。その瞬間に想いを馳せて、わたしたちは、日々、人々の共感を得られるようなパール造りに取り組んでいます。

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創業時、欧米のアクセサリーを彩るパールパーツの多くを日本の企業がOEM製造提供し、弊社もその一角を担ってきました。以来、世界のアクセサリーの生産拠点の中心がアメリカから韓国、台湾、香港、中国等へのアジア後進国に移動していくに従って、また、ヨーロッパを中心としたそれぞれのローカル消費国生産拠点に向けて、その輸出先を変えながら、今日まで製品の多くを日本から輸出し、MADE IN JAPAN のものづくり企業として事業を継続してきました。
現在、MADE IN JAPAN の多くのものづくりと同様に、アクセサリーパールのものづくりも、中国を代表とする後進国生産の低品質、低廉品で市場が席巻され、価格競争が激化。ものづくり本来の、より良いものを造るというものづくり環境が困難な状況にあります。
本来あった、手間暇をかけて、じっくり良いものを"つくる"というものづくりが、コスト高という点で、市場に受け入れられなくなり、工程の簡略化や省略化による低コスト化に伴い、品質の低下にいっそう拍車がかかり、歯止めのかからない状況になっているといっても過言ではありません。
img5.fw今、わたしたちはそのことを強く憂いています。顧客から、良いものづくりが求められず、価格を最優先したものづくりだけが求められている。それで、いいのだろうか、と。
創業以来OEMファクトリーとして培われてきたアクセサリーパール製造の技術を活かして、わたしたちの想いを込めたものを"創る"x"造る"ものづくりがしたい。
人々に共感してもらえるもの、人々に喜んでもらえるものを創造、提供することで、その価値が伝わり人々に笑顔をもたらすことのできる"ものづくり"。わたしたちは、そういう"ものづくり"をしていきたいと願っています。
わたしたちには、先達から築き上げ伝承されてきたアクセサリーパールのものづくり技術、ノウハウ、いわば伝統があります。これら伝統的技法に根ざしたモノづくりを基盤にしながら、現代の感性、時代のニーズにあった革新的なパールづくりこそが、今、わたしたちに求められているものであり、目指すべきパールづくりではないだろうか。わたしたちは、そう考えました。
そして、わたしたちの、創造的なものづくりを人々にコミュニケーションするために、その核となるラボラトリーとして「THE PEARL LAB」を起ち上げることになったのです。

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「Cosmic Pearl beads」では、コットンパールのようなアピアランスに、新しいカラーリングへの取り組み。これまで伝統的に支持を得ているフォーマルなパールらしいカラーから、見る角度によって中から色が浮き上がってくるような深く味わいのある新しいカラー、これまでにない淡いグリーン系をベースとしたカラー、淡く優しいパステルなピンクカラー、ヨーロッパで評価の高いBlack color を基調とした重厚感のあるカラーなど、パールの新しいカラーの魅力を提案しています。
また、それらを応用して、葉や木の枝等の新しいカタチや素材へのパール表現の取り組みなども試行しています。
「Graphic Pearl」では、本真珠にはないパール表面への意匠性の付与を試みています。パールの輝きという本質的価値を背景としながらも、その表面に言葉を散りばめることでパールジュエリーの新たな価値付けや意味を添えています。
パールアクセサリーの新しい扉を開け、モードなファッション性や、言葉のジュエリー、といった宝飾真珠にはないパールジュエリーの新しいカタチを提案しています。

これからも「THE PEARL LAB」の取り組みに対する皆様からのご要望、ご提案等、あらゆるご意見・ご相談をお待ちしております。